
ドイツ健康保険組合認定プログラム*
8週間プログラム
「ストレスの中でも、
落ち着いて私らしく」
当プログラムは、GKM Institut (Marburg), Prof. Dr. G. Kaluza 氏のコンセプトに基づいたストレスマネジメントトレーニング「Gelassen und Sicher im Stress」(英:Calm and Confident under Stress) の日本語バージョンです。
ドイツ語から日本語の訳や、文化的背景を考慮した内容の加筆修正は、講師自身が Prof. Dr. Kaluza氏から直接了承を得て行いました。
開催時期:
2025年秋(予定)(Hessen州の長期休暇期間は除く)
開催場所:
60489 Rödelheim, Frankfurt am Main
(開催場所詳細はコース開催決定後にお知らせ致します。)
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プログラム概要
当プログラムでは、家庭や職場などで経験する日常のストレスに、落ち着いて対処できる方法を習得していきます。(無意識のうちに)自分自身を追い込んでいる考え方や捉え方を(再)認識し、ストレス軽減により有益となる態度や思考法を身につけることを目指します。
また、どんな活動が自身のポジティブな感情と結びついているかにも重点を置き、日々を積極的に「楽しむ」ように、視点の変化や積極的な行動を促します。同時に、今、自身に必要な「休み」とはどんなものかを考察し、新たなエネルギーを蓄える為の方法も見つけ出します。
さらに、異文化生活ならではのストレス経験にも触れ、自身の持つ資源(リソース)を見つめ直し、自分自身や環境に働きかける力を蓄えます。
コンセプト:
心理学の応用分野のひとつ、健康心理学の概念が元になっています。
心理療法の中でも、主に認知行動療法(CBT)で使われる技法を使って、物事の捉え方やその背景にある価値観や動機を見つめ直し、行動に働きかけていきます。情報を提供する一方通行の”講義”ではなく、また、ポジティブ思考の推進でもありません。様々なワークや問いかけを通し、現状を分析、自己観察・自己内省を促し、自身で対処・解決するための方法を見つけ、受講者自身が主体となってストレスに対処する基本的能力を高めていく”トレーニング”です。
トレーニングによって期待されること、目標:
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持続可能なストレス対処法を習得する
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ストレス対処法のレパートリーを増やす
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ストレス耐性を強化する
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対象・参加条件
18歳から69歳までの健康な成人
このプログラムは何らかの精神疾患を治療する為のものではありません。当プログラムで扱う「ストレス」とは「日常的なストレス」を指します。そのため参加の基本的な前提条件は、精神疾患のない健康な成人です。(過去に精神疾患があり、その治療が終わって落ち着いている状態であれば参加可能です。現在進行形で治療中・セラピーを受けている場合は、その専門家と相談の上ご参加ください。)
その他不明な点があれば直接お問い合わせください。
各回(全8回)の内容は繋がっており、課題(プログラム時間内・外)もあります。定期的な参加と毎回の課題をこなす事が必須条件です。
また、プログラム内で扱われる内容(意見交換内容、個人の経験談を含む)に関して守秘義務を厳守できることも条件となります。
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回数、時間/頻度
全8回、各90分/週
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形態(定員)
グループ・対面(最大10名、最小催行人数6名)
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料金
200ユーロ(全8回、配布資料含む)
追加料金は発生しません。
注意事項:
当プログラムはドイツ健康保険組合に認定*されています。受講者自身の加入している保険会社やその契約条件により、受講費の一部あるいは全額が保険会社から負担される場合があります。プログラム申込前に保険会社による受講費負担が可能かどうか、その場合の条件等を契約している保険会社に直接お問い合わせください。(プログラム名:"Gelassen und sicher im Stress" - 8-Wochen-Programm, プログラムID:KU-ST-NKTHAT)
プログラム参加後に必ず幾らかの金額が保険会社から支払われるという保障はありません。この件に関して講師は一切の責任を負いかねます。
ドイツ健康保険組合認定プログラム*とは…
AOK,TK,IKK,BKK等の健康保険組合が委託する中央予防審査機関(ZPP:Zentrale Prüfstelle Prävention)によって、健康維持・促進の為のプログラムがドイツ社会法(§20 Abs. 4 Nr.1 SGB V)に基づいているか審査・認定をしています。この仕組みにより、認定された予防プログラム(例:ストレスマネジメントや運動・栄養関連講座など)を受講することで、条件に応じて受講費の一部が保険会社から還付されるようになっています。
